建物の特徴

文萌楼は桁を直接に左右両側の尖ってる壁に載せて作られたタウンハウス型建物です。つまり、壁で重さを受け、壁の上に木製の丸桁を載せて上側に溝を作り、丸桁を壁に差し入れてそのまま両側の壁に置いてから上に垂木を配置して、最後にタイルを張る建築工法で建てられました。
その構造は梁と柱と壁からなり、多くの壁と垂直に交わってる丸桁で床と屋根を支えており、中の床は木造で、界壁は赤レンガ、日干し煉瓦と木などで混ぜた建材で作られています。

一階の道路に面している部分は雨が多く湿度が高い台湾の気候に応じて、幅約2メートルの騎楼(アーケードのような歩行空間)を両隣りにも連なるよう設けています。二階の窓の部分は「4本の枠で窓を3つに分ける」スタイルで、窓の間は赤レンガで造られ、窓上の楣は赤レンガを平らに敷き造られ、ひさしの部分は雨水の浸入を避けるため、軒蛇腹が設けられています。最上階には胸壁が設けてあり、建物を屋根から流れてくる雨水から守り、その雨水を軒樋に導き、騎楼の柱の中に埋設された雨樋を通して地上の排水溝に流します。

建物の表面は黄緑色のタペストリータイルとカーキ色の人造石洗出しの建材からなり、これは当代建築の主流スタイルです。日本本土では震災の後の近代建築に使われた色の多くは、欧米の近代建築の外観と色彩と関係があり、特にアメリカの建築の外壁によく使われていたカーキ色、墨色など草原に似ている色に影響されていました。建物本体の外観はシンプルで何の装飾もなく、建築法規とビジネススタイルに合っている構造をしており、当時の時代背景を反映していて、その外観の特徴から見れば、現代主義の後の産物に数えられます。

正面外観

(文萌楼の外壁に張ってあるライトグリーン色のスクラッチタイル)

(文萌楼の入り口の実景)

表装タイルのスタイル

当時は、軍国主義の色が濃く、戦闘態勢を強化するため、建物の外装を防空保護色にすることや、光の反射を避けるため表面に凹凸のある表装タイルを使用する事が推奨されていました。ライトグリーンやカーキ色、茶色のタイルが主に使用されており、「国防タイル」と呼ばれていました。

店舗のファザードデザイン

公娼館は、大きな窓と格子状の鉄窓はショーウィンドウのようで、お店の外の様子も、室内の様子もはっきりと見る事ができます。これは、大同区にあった一般の公娼館特有の建築スタイルで、鉄の格子窓を設置することによって、ガラス窓の面積を大きく取ることが出来ます。

正面の装飾

コーベル

ハンチとも呼ばれるコーベルは、柱から伸び、騎楼(アーケード)の上部にある開口部の鉄筋コンクリートの梁の重量を支える効果もある、機能的は建築装飾です。

建物と屋根

建物の下の部分

• 耐力壁(界壁):標準サイズのプレーンブリック(23×11×6)で建てられており、壁の厚さは 1.5B(B は建築においてのレンガの基本単位で、ここでは 1B を 23cm とします)で、目地は 1cm です。

• 奥の吹き抜けの強化増築部分:当館奥の吹き抜けの部分には、台所やお風呂場などの付属施設が増築されており、その構造は本館とはつながっていません。主な梁と柱は鉄筋コンクリート、壁は赤レンガで造られており、表面はセメントモルタルを塗って仕上げています。増築と既存の部分との区切りが明確な
ので、増築された部分の範囲であるのがわかります。

屋根

• 屋根の屋根材と構造:
文萌楼の屋根は切妻屋根(真ん中の一つの棟と左右の斜めの面からなる屋根)を支える部材と防水層で構成されています。防水層は赤いカーブのある瓦を交互に葺き、瓦の面を上向きと下向きに互い違いに並べることにより、上向きの瓦は突きでて、下向きの瓦は溝を形成します。

(桁を直接に左右両側の尖ってる壁に載せて作られた屋根の丸桁、垂木とタイル)

(屋根の防水層の実景)

室内の間取りと太子楼

1. 室内の間取り

一階の前と中央部分にある執務空間と二階の寝室の間仕切りの壁材は石膏ボードで、廃娼の猶予期間(民国 88 年)にリフォームされました。壁には花柄の壁紙を貼っており、長い年月が経ったため、今は黄ばんで劣化してきました。天井の増設された部分の間仕切り壁はレンガ塀で、壁の内はレンガで造られ、通称「八吋壁(8インチの壁)」と呼ばれています。
室内は乾式壁で仕切られて、壁にはライトイエロー色の壁紙が張ってあり、花柄がプリントされています。一階から二階ヘ上る階段の間仕切り壁の壁紙には、大同警察署の電話番号が書かれており、この時代の公娼と警察の間柄が表れています。
建物の奥階段の踏み板は台湾煉瓦株式会社の TR レンガを使用しており、表面の菱型の網模様はセメントとの密着力を強化するためのもので、階段に使用するのは稀ですが、滑り止めの効果があります。

(室内の間仕切り壁の壁紙の接写)

(館内の奥にある TR レンガの階段)

2. 木造の屋根裏

屋根は切妻屋根であるため、内部に三角形の空間が形成され、全体的に木製の桁で支え、細長い木製の板を張り屋根裏部屋を作り、主に収納や居住スペースとして使用していました。

(木造の屋根裏スペース)

3. 太子楼

屋根には太子楼(風通しをよくするために設けた屋根)が設けられており、太子楼の両側にあるも室内の風通しをよくする効果があります。

(屋根のトタンと太子楼の現状)

文萌楼内の空間の使い方について

(一樓平面圖)

現在の文萌楼の内部空間は、間取りの改築、増築や屋根の修理など、何回か改装された後のものですが、主要な空間構造はほとんど変わっていません。文萌楼の道路に面している所には 1.68 メートルの騎楼(アーケード)が設置されており、これは日本統治時代実施されたの市区改正時の都市改造計画における建築法によるものです。お店の開放的な大きな開き窓は、以前は最も魅力的なファサードで、居間と執務室と設備スペースは縦廊下で繋がっており、区切もはっきりしていて整頓されています。奥の空間には台所、水槽、収納スペース、お手洗いがあります。二階は私用室で、こちらは公娼館管理者が住むところで、公娼たちの短期間の寮もありました。

(文萌楼一階の平面図)

(文萌楼二階の平面図)

建物の内装の特徴

現在の文萌楼の内部空間は、間取りの改築、増築や屋根の修理など、何回か改装された後のものですが、主要な空間構造はほとんど変わっていません。

文萌楼の道路に面している所には 1.68 メートルの騎楼(アーケード)が設置されており、これは日本統治時代実施されたの市区改正時の都市改造計画における建築法によるものです。お店の開放的な大きな開き窓は、以前は最も魅力的なファサードで、居間と執務室と設備スペースは縦廊下で繋がっており、区切もはっきりしていて整頓されています。奥の空間には台所、水槽、収納スペース、お手洗いがあります。

二階は私用室で、こちらは公娼館管理者が住むところで、公娼たちの短期間の寮もありました。

開放時間

Opening hours

開館時間

每周三至日 10:00~17:30

Wednesday to Sunday 10:00am ~ 5:30pm

毎週水曜日~日曜日 10:00~17:30

(採預約入館制)

(Controled by Pre-order entry)

(ご入館は予約制になっております)

每周三至日 10:00~17:30(採預約入館制)

休館:週一、週二 固定休館

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